
村上美香さん
コミュニケーション専門店「ヒトコト社」代表。講演、司会、執筆、フォーラムやシンポジウムのコーディネート、ラジオやテレビ番組の企画や出演企業や学校等での話し方講座などを手がける伝え手。テレビ局で24年間のアナウンサー経験のうち21年間、毎日2時間生放送のキャスターを務める。一般社団法人「ライフデザインアカデミー」の認定講師。
Information
美香先生とワークインクマモトとのコラボセミナー開催!
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面接官はあなたを落とそうと
思っているのでなく、
一緒に働く人を探しているんです
とにかく悩んでいましたね、就職活動をしていた頃は。アナウンサー志望だったので、各局の就職試験には全国から優秀な学生がたくさん集まって来るんですね。私は人と比べて飛び抜けて話がうまいわけではないし、すごい経験を持っているわけではないし…。と、すごく悩んでいたことを覚えています。でも、自分が学生を面接する側に回ると、そういった悩みって全く不要だったんだと気づいて。学生が「ここが見られているのでは」と考える点と、企業が学生を見る点というのは、全く違うんです。採用側が見たいのは輝かしい過去とか素晴らしい成績ではなく、みなさんの未来の可能性です。だから声を大にしていいたいのは「必要以上に悩まなくていい」ということ。マナーも大事だとは思いますが、本当に見たいのはそこではありません。
緊張するかもしれないけれど「こっちから見るんだ」という意識を持つことも大事。面接は、お互いが合うか合わないかを判断する場所です。面接を受ける時には「この中には、私と一緒に働くことですごく助かる人がいるはず」というくらいの気持ちで臨んでもらえたらと思います。そして、もし第一志望の会社から採用通知が来なくても落ち込む必要は全くありません。むしろそのお陰で、もっと自分に合った会社に出合えるかもしれないんです。失敗は財産。それを活かして次にチャレンジしましょう!